江戸川区立小学校の学童保育のハナシです。WEBで調べると、ふたつの相反する情報が出てきました。
ひとつめの東洋経済オンラインの記事ではべた褒めされていました。
ふたつめのえどがわ学童保育フォーラムの記事では、先の東洋経済オンライン記事を全否定しています。
目次
江戸川区の学童保育の実情
小学校により差があるのは間違いありませんが、少なくとも私の子供が通っている小学校のすくすくスクールはたいへん良い印象です。
教室よりもだいぶ広い専用の部屋があり、体育館や校庭でも遊ぶことができます。見てくださる方も十分な人数です。
東洋経済オンライン「脱常識!江戸川区のすごい”学童保育”」(2013年)要約
- すくすくスクールについて、多田正見区長への取材
- 小学生の7割弱がすくすくスクールに登録している
- 年齢制限も人数制限も無し(希望者は誰でも入れる)
- 「全入」だが、学校施設全体を使えるので、狭い部屋にすし詰めにならない
- すくすくスクールと学童クラブは別物
- 地域住民が講師役を務めている
- 「人間関係を豊かにしていきたい」という狙いからスタートした
江戸川区はすばらしい!そう思えるような内容です。これで共働きでも安心してこどもを預けられます。
ところが・・・。
えどがわ学童保育フォーラム「”学童保育”の常識を覆す 脱現実!東洋経済のすごい”記事”」要約
- うちのすくすくスクールは「狭い部屋にすし詰め」
- 学童保育の待機児童問題を引き合いに出して読者の関心を引き、その解決策として江戸川区のすくすくスクールを「学童保育」として紹介している
- すくすくスクールに登録していても、利用しているとは限らない
- すくすくスクール専用の部屋の大きさは、教室2個分くらい(一校あたり平均329人が利用)
- 時間帯によっては蜂の巣を突いたような状態
- 宿題をやる机も少ししかなくて、いつも場所の取り合い
- 静かにさせるためにDVDで「クレヨンしんちゃん」などを流している
- 2006年ごろにすくすくスクールに一体化される前の、江戸川区の「学童クラブ」は良い雰囲気だった
- 宿題を「やっちゃいけない時間」がある
- 子ども達は、すくすくスクールの部屋にほとんどずっと閉じ込めっきり
- ○○教室なんて聞いたことがない
- 「講師」らしき方は、1校に2~3人しかいない
- 「各校にスクールマネージャー」と区長は言っているが、「クラブマネージャー」の間違い
- 大勢の子どもが遊ぶ喧噪の床に、敷物も何もなく、発熱のわが子がじかに転がっていた…
終始、すくすくスクールと区長の批判に尽きます。江戸川区の学童保育を良くしていこうという方たちが活動されているのでしょうが、大きな悪意を感じる書き方です。
政治的に(当時の)多田区長と反対の立場の方なのかな。
日本共産党の大橋美枝子氏が、えどがわ学童保育フォーラムと同じ意見を述べています。同党と関係あり?